九州を6日間で半周(長崎→佐賀→福岡→大分)する旅行の行程プランや様子をブログでご紹介している第5弾です。
今までの行程はこちら↓




2022年9月に開業となった「西九州新幹線」の路線を囲むように走る、D&S(デザイン&ストーリー)列車「ふたつ星4047」(ふたつぼしよんまるよんなな)。
この列車も、2022年9月に開業されたばかりです。

九州半周旅前半戦、
ちょうど長崎から佐賀県に移動するプランを立てていたので、予約して乗ってきました!
ルート・運行日・価格などの基本情報
午前と午後で異なるルート
「ふたつ星4047」は、午前便&午後便で、走るルートが異なります。
午前便は、海武雄温泉駅~有明海を沿うように走り~長崎駅までのコース。

武雄温泉駅10:22発、長崎駅には13:15分着です。
午後便は反対に、長崎駅を出て~大村湾沿いを走り~武雄温泉駅までのコース。

14:53に長崎駅を出発し、17:45に武雄温泉駅に到着します。
午前&午後便、いずれも車窓から海を眺めながらの3時間弱を楽しめますが、
私たちは、佐賀県への移動も兼ねて、この午後便ルートを利用しました。
運行日は要チェック!
運行日は主に、金・土・日・月・祝日で、毎日走っているわけではないので要注意です。
JR九州のホームページでは運行日が掲載されていおり、随時更新されているようです。
こちら▼からチェックしてみてくださいね。
>ふたつぼし運行日を見る”>>>ふたつぼし運行日を見る
主な区間の価格
乗車券と指定席特急券(全車指定席)を合わせた料金となります。
これは2023年4月時点での一覧ですので、ご自身で最新情報をご確認ください。
ご利用区間 | 運賃 | 料金 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
有明海コース(午前便) | 武雄温泉→長崎 | 1,850円 | 2,330円 | 4,180円 |
江北→長崎 | 1,680円 | 1,730円 | 3,410円 | |
大村湾コース(午後便) | 長崎→ハウステンボス | 1,500円 | 1,530円 | 3,030円 |
長崎→武雄温泉 | 2,170円 | 2,330円 | 4,500円 |
いざ、乗車!外装&車内の様子は…
私たちは午前中、軍艦島上陸ツアーに参加して、

ランチを駅ナカのショップでササっといただいてから…

予約していた午後便に乗るべく、長崎駅の在来線乗り場へ向かいました。

高級感のある外装
ホームにつくと、すでに電車が止まっていました。
ホワイトのベースカラーにゴールドとブラックがアクセントとなっている、高級感のある3両編成の車体です。


車体のロゴマークもカッコいい!!です。


座席の配置と様子
3両の車両のうち、2号車は丸ごとラウンジ(共用スペース)となっていて、座席は1・3号車に合計87席程度配置されています。

座席や内装には、木がふんだんに使われていて、温かみを感じます。

ボックス席やカウンター席もありましたが、ネット予約ができなかったので
(予約方法については後程ご紹介します)
私たちは通常の座席を4人固まって座れるように予約しました。
それぞれのシートに収納タイプのテーブルもあるし、
新幹線のように2席グルっと回転させれば、4人向き合ってボックス席のように座ることもできるので、これで十分満足でした。

ラウンジ40も豪華!
フリースペース「ラウンジ40(よんまる)」は共用スペースになっていて、ソファがあったり車内販売品や飲み物が買えるカウンターもこちらにあります。
さらに、大型モニターも設置されており、沿線の観光案内や文化などの映像が流れています。

イスのデザインには、西九州新幹線「かもめ」内に使っている唐草柄が採用されています。

窓周りも、照明も…壁から床までこだわりを感じる内装です。






乗車記念スタンプ
トイレ前のスペースに乗車記念のスタンプができるカウンターがあったので、迷わずやってみました。

ハガキサイズの記念乗車証があって、コチラの裏にスタンプできるようになっています。

スタンプは2種類あって、1つはドンっと押せばロゴマークが出現します。
うん。かっこいい。

もう1種類のスタンプが、重ね押しスタンプになっています。
専用の台に紙を差し込んでから、3つのスタンプを順番に配置してスタンプしていきます。

1つずつ丁寧にスタンプして…

こんな絵柄が出現しました~!素晴らしい。
お土産にもなるし、ちょっとしたことですが楽しかったです。

車窓からの景色と途中下車駅
まるで海の上を走っているような眺め!
スタート地点は長崎駅。まだ新しくてキレイな駅舎でした。

大村湾を窓から眺めて…お天気にも恵まれて、美しい景色です。

まるで「海の上を走っているような」そんな風景が楽しめました。

線路ギリギリまで海であることが、見て実感できます。

途中下車駅「諫早駅」では地元住民の方が
諫早駅に入ると、何やら…外から音楽が聞こえてきます。
見ると、地元の中学生が演奏を披露してくれていました!感動。

この時間に演奏を披露するために練習して、学校がお休みの日に集まって、家族も食事を食べさせて送り出して、お揃いの衣装を着て、目の前の乗客のために演奏してる…と思っただけで、なんだか有難くて、とっても「ムネアツ」でした。
そのご家族の皆さんや、地元のお店も販売品を売っていたり、ゆるキャラまでいて、ホームは人でいっぱいになっていました。

電車に乗るだけじゃない、こんな時間が過ごせるのも、観光列車の魅力の1つですね。
レトロな駅舎「千綿駅」
途中で停車した千綿駅は、海を目の前にしたレトロな駅舎でした。

小さな小さな木造の駅舎の中も、こんな感じで、その雰囲気に思わずパチリ。

この駅、本当に海の近くにあるんです。
停車中のふたつ星と海をバックに、ふたたび記念撮影しました。

ハウステンボス駅、有田駅
他にも、ハウステンボス駅に少し停車したり…

有田駅のホームでは、有田焼の陶板も見られました。

車内販売&限定「長崎スフレ」を堪能
車内販売品はラウンジで購入
2号車のフリースペース「ラウンジ40(よんまる)」では、車内販売品が購入できるカウンターもあり、そこで車内体験の申込(先着順)もできるようになっています。
カウンターの向いに、ふたつ星オリジナルグッズの見本が置いてありました。

キーホルダーやピンバッジ、コースターやクリアファイルなどなど…

私はお土産に、クリアファイルとキーホルダーを買いました♫
冷蔵庫には、佐賀・長崎のお酒やジュース、おつまみなどが入っています。

かわいいネコ型のかまぼこや、からすみ、チーズなどを発見。

他にも、いろいろな車内販売があります。↓

焼きたて「長崎スフレ」を堪能
予約制ではありますが、午前便(有明海コース)ではオリジナルのお弁当が食べられます。
「佐賀牛すき焼きのり弁(1,600円)」と「佐賀牛2段重のり弁(2,800円)」の2種類があります。

私たちが利用した午後便(大村湾コース)では、焼きたてのスフレ(1個1,000円)がいただける、ということだったので、乗車チケットの予約ができた後すぐに、張り切ってJR九州の専用サイトから予約していました。受取時間は15時か16時か、選ぶことができます。

このスフレは、長崎市内にある洋菓子店「ママン・ガトー」の人気メニュー「熱々スフレ」を、車内販売できるようアレンジしたものとのこと。
時間になると、車内アナウンスで受取時間が近いことを知らせてくれます。ラウンジのカウンターに向かうと、そこで焼いているため、すでに甘い香りが…
これは↓スフレの焼き上がりを待っているカウンターの様子です。

「焼きあがりました~」とオーブンから出たばかりのスフレを目の前で仕上げてくれます。
甘い良い香り~♡ふわっふわで、ふるんふるんなのが、見た目からも伝わってきます。

家族に急いでアツアツを届けてから、飲み物を買って(購入に時間がかかった!)、席に戻ると、私のスフレさんは、すでに少し、しぼんでしまっていましたが…w

滑らかな口当たりで、まるでプリンみたいで、ペロっと1個食べちゃいました。
「一番の食べ時」は、焼き上がり30秒以内かもしれません!(ムリ 笑)
コーヒーや伊木力柑橘ジュース、サイダーなど、飲み物も一緒に…
観光列車の旅がさらに楽しいものとなりました。

そうこうしているうちに、あっという間に終点の「武雄温泉駅」に到着。

ここでレンタカーを借りて、私たちの九州の旅はまだまだ続きます。
ふたつ星4047の予約方法と注意点
予約方法① JRで通常通り切符を購入する
乗車日の1カ月前の10時から、みどりの窓口やJRの予約サイトでチケット購入ができます。
私はJR九州Web会員に事前に登録して、チケット販売開始の1ヵ月前よりさらに1週間前に「事前申込」しておきました。予約さえできれば、チケットは、JR九州のみどりの窓口や指定席券売機で受け取ることができます。
ただし、3人以上で利用できる「BOX席」や、窓向きに配置されている「カウンター席」は、駅の窓口のみでの発売となっていますので注意が必要です。(※JR九州インターネット列車予約不可)
私も本当はBOX席を希望していたのですが、日程的に1か月前の10時にみどりの窓口に行くことができなかったため、諦めて通常の座席を予約しました。
予約方法② ツアーに参加する
「乗車チケットの予約が面倒!」ということであれば、観光列車が含まれているツアーに申し込んでしまうのも1つの手段かと思います。
乗ってみた正直な感想
予約できたその日から、乗車できることが楽しみになる「観光列車」。しかも開業したばかりの「ふたつ星4047」に乗ることができて、本当にエキサイティングな経験となりました。
1つ気になった点をあげるとするならば、車内販売や飲み物など、全て、ラウンジのカウンターで購入するため、見に行くといつも人が多くいて、カウンターには常に列ができていたことです。
道のりの中で1度でも良いから、新幹線のワゴンサービスのように、全体に販売する時間があったら、こんな風に列ができることも少なくなるのでは?とも思ったのですが、
飲みたい時に飲み物を買うこともできず、スフレはしぼみww、列を見るとお土産を購入する意欲も低下してしまう…のが少し残念でした。
それ以外は、気になることもなく、車窓や途中下車駅、美味しいスイーツも楽しみながら、満足のいく鉄道旅となりました!
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