九州を6日間で半周(長崎→佐賀→福岡→大分)する旅行をプランして、このたび出かけてきました。その行程プランや様子をブログでご紹介します。
前回の行程はこちら↓
旅程1日目。
羽田から長崎空港に移動し、夜到着して、
ホテルでチェックイン&長崎駅で食事を済ませてから、
日本三大夜景の1つである稲佐山からの夜景を見るべく、
行きました。
「稲佐山公園」へのアクセス方法
稲佐山公園で夜景を楽しむには、頂上を目指したい のですが、
稲佐山にあるロープウェイとスロープカーの2種類の乗り物、
または車+徒歩で、頂上に行くことができます。
事前にイロイロ調べたのですが、
正直言って…
これがなんだか ややこしい!
(言っちゃった)
まずは、頂上ではなく、頂上を目指すためのアクセス方法を模索します。
公共交通機関でアクセス
我が家は、
①長崎駅への到着時刻が遅かったこと、
②チェックイン&夕食も済ませてから稲佐山に向かうこと、
③レンタカーも無く、公共交通機関を利用するしかないこと、
④「どうしてもスロープカーに乗ってみたい!」と思っていたことから、
時間的制約もある中で、自分たちの希望を叶える、
わがままプランを満たしてくれる方法 をいろいろと事前に模索していました。
① 路線バス+スロープカー で頂上へ
稲佐山公園の中腹に、400台とめられる「中腹駐車場」があり、
そこに「スロープカー乗り場」があります。
長崎駅から、中腹駐車場近くの「稲佐山バス停」まで、路線バスで行くことができます。
…が調べてみると、運賃は安い(所要時間約16分、運賃190円)!
ものの、本数がとっても少ないっ!ww
時間的にぴったり合う…とはいかないだろうと思い、
この方法は早々に諦めてしまいました。
② 無料送迎バス+ロープウェイ で頂上へ
午後7時から午後10時まで、長崎市内にある6か所のホテルを廻りながら、
「ロープウェイ淵神社駅」まで送ってくれて、
復路は稲佐山からホテルまで戻る、という無料の往復送迎バスがあります。
「お!これに乗ろうかな」と思ったのですが、調べてみると…
① バスが4便しかなく、最終便は20:47長崎駅発。間に合うかわからない。
② 完全予約制で、当日予約もできるようだけど、往復便が固定。(往路3便なら、復路も3便に乗らなくてはならない)
③ バス停が「ロープウェイ淵神社駅」、つまりロープウェイ乗降場で、狙っていた「スロープカー」には乗れそうにない。
(ロープウェイの駅は、スロープカー乗り場とは、全然違う場所です。上りはロープウェイで、下りはスロープカー…と、わがままプランを当初は考えていましたww)
ということで、何時に行けるかも分からない状態だったことと、わがままプランを叶えられる方法ではないかな、ということで、こちらの方法も断念。
③わがままプランにはタクシーだ!
ということで、我が家の場合は、時間が読めなかったこともあり、
食事が終わり次第、タクシーに乗り込もう、ということになりました。
長崎駅近くのお店で夕食を済ませ、駅前のタクシー乗り場へ。
時間は21時過ぎだったかな、と思います。
スロープカーの運行時間が22時までと知っていたので、
少し焦りながら「稲佐山のスロープカーに乗りたいんです!」と運転手さんに伝えました。
すると、中腹駐車場のスロープカー乗り場まで、15分ほど、1,780円でした。
運転手さんが「このまま頂上の駐車場で待っていますから」と、
帰路も乗せていただく提案をくださり(メーターは一旦切って、復路は改めて乗車)
ロープウェイもスロープカーも最終便が出てしまう時間だったし
(結局ロープウェイには乗れず)
またタクシーを呼ぶのも面倒だったので、
お言葉に甘えて、頂上で待っていただき、復路もお世話になりました。
頂上から長崎駅前までは少し寄り道もして、2,760円でしたので、
往復で4~5,000円位かなと思います。
車でアクセス
ということで、わがままプランの私たちはタクシーを利用しましたが、
通常、車でアクセスする場合は、「中腹駐車場」を利用します。
ここにスロープカーの乗り場があるので、こちらからスロープカーもしくは徒歩で頂上を目指します。
ところが、この駐車場に入れるのは、22時まで。
22時以降は、さらに山の上、頂上にある「稲佐山展望台駐車場」を目指します。
頂上の展望台に直行できるので便利な駐車場かな、と思ったのですが、
この駐車場、台数が少ないことと(混んでるとツライ)
規制日(土日祝日など)の夜間(18時から22時まで)は使えないので注意が必要です。
私たちは土曜日の21時半頃に行ったので、
着いた時(往路)は中腹駐車場しか使えず、
ホテルに戻る時間(復路)は展望台の駐車場しか使えない、という、
なんとも「ややこしい」時間帯だったのです。
タクシーの運転手さんを頼って正解でした。
これらのことから、
夜景を見に行く、日程、時間帯、料金、ロープウェイやスロープカーを利用するかどうか…など、いろいろな条件によってアクセス方法は変わりそうです。
いざ!スロープカーを使って頂上へ
ということで…我が家は
終電間際の時間になってしまいましたが、
タクシーでスロープカー乗り場のある「中腹駐車場」に向かいました。
チケット購入方法・利用料金など
スロープカーは2020年1月に誕生したばかりで、
デザインは、高級車フェラーリなどを手掛けた
工業デザイナー奥山清行氏が率いるKENOKUYAMADESIGNが手掛けた乗り物。
何ともカッコ良い!
事前に公式ホームページでチェックしていて、ぜひ乗ってみたい!と思ったのです。
山頂までは約8分ほど、
景色を眺めながらゆっくりと、坂を上るように頂上へ向かえます。
運行間隔は日中が20分に1本、夜間(18時~)は15分に1本。
悪天候の場合、運休することもあるようですが、
現在の運行状況は、ホームページで随時チェックすることができます。
運賃はこちらの表のとおりです。
保護者が同伴する1歳以上6歳未満の幼児は、保護者1人につき1人が無料となります。
また、ペットとの同伴はできません。
スロープカー乗り場の建物に入ると、
チケットの券売機がありますので、こちらでチケットを購入。
交通系IC、waon、iDなどの電子マネーも使用できました。
4人分チケットを購入したら、それぞれチケットの写真が違いました!
これは思い出の品にもなりますね~♫
スロープカーからの眺め
さあ、時間になり、いざスロープカーへ。
黒を基調にした、なんとも近代的なデザインの2両編成の車両です。
空いていたので、素早くササっと車両と記念撮影。
樹木をイメージした、という支柱に少しだけ椅子があり、
ぐるりと手すりがあります。床の木目が印象的。
スロープカー乗り場を見下ろすように、坂を上り始めます。
ブレブレの写真になってしまいましたが…(撮影難しいネ)
だんだんと長崎市の夜景が見下ろせるように。
スロープカーに乗る際は、
山頂に向かって(進行方向に向かって)左手の方に夜景が広がっています。
動き始めたときは「ずいぶんとゆっくり走るんだな~」と感じていたのですが、
到着してみればあっという間の8分間。
夜景のおかげですね。
頂上の展望台から見える長崎の夜景は、長崎駅や長崎港、出島、女神大橋も一望できて、
本当にきれいでした!
私たちは利用していませんが、
展望台には、稲佐山レストランITADAKI もありました。
景色を眺めながらの食事も良いですね。
しばらくの間、うっとりと夜景を見たり、撮影をしたり…と、
頂上での時間を楽しんでから、
頂上駐車場で待っていてくれたタクシーに乗り込み、ホテルへ戻りました。
遊びに行ってみた正直な感想
今回は、長崎市への到着が遅い時間帯になってしまったため、
「夜景を見たい!」「スロープカー乗りたい!」というプランに対して
家族の中で、ちょっと諦める話も出たりして、
なんとか詰め込んだ感じでしたが…
やっぱり行って良かった!
と思いました。
スロープカーは正直、片道だけでも体験できれば十分!かな?
欲を言えば、下りはロープウェイに乗りたかった!(時間的に無理でしたが)
長崎駅からほど近い距離で、これだけの夜景が楽しめるのは、
「アクセスの良さ」という意味で魅力的ですが、
スロープカーやロープウェイに乗りたい場合は、
天候による運行状況、運行時間のチェックや、
事前に乗り場へのアクセス&ホテル等への帰路方法について、
確認しておいた方が良さそうです。
稲佐山スロープカー
住所:〒850-0066 長崎県長崎市大浜町1200(中腹駐車場乗り場)
電話番号:0958617742
運行時間:午前9時から午後10時(通年)
料金:【往復】大人:500円 中高生:370円 小人:250円
【片道】大人:300円 中高生:220円 小人:150円
ホームページ:https://www.inasayama.com/slopecar/
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